会社の品格の高さは、その会社の社員の人間性に比例します。
つまり会社の成長と社員の人間的成長には、強い相関関係があるのです。
大切な論理にもかかわらず、今まで社員の人間性については、ほとんど取り上げられることはありませんでした。
社員はモノ、社員は、お金を生み出す源泉、資産であるという20世紀までの人材観にその背景はあると思います。やっと21世紀になってダニエルゴールマンのような、社員の人間性に焦点を当てた議論がなされるようになりました。
社会性がある人材、人の感情が分かる人材は、なかなか育てるのが難しい。
よって、外から人材を探そうとするのですが、どうしても社長の器に合った人しか入ってこないのです。だから外から人材を引っ張ってきても、社員はすぐに離れてしまいます。
社長も一緒になって社員と一緒に成長していこう、という心構えが必要です。
大人の人間的成長は、大脳新資質(考える脳)よりも大脳辺縁系(感じる脳)への学習が必要で、それは考える脳よりも取得するのに時間がかかり、反復学習が必要だと言います。私は、そこにES論的な施策が必要だと考えます。
グーグルをはじめ、リッツカールトン、CSRを実践している弊社がお世話になっている会社は、行動基準やクレドを定め、毎日繰り返し繰り返し実践しています。
意識、無意識にかかわらず、人間性尊重経営=ESを目指す会社には必須の取り組みなのです。
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