質問
顧問先の社員から「この会社で働いていても将来が見えない」「これからの将来が漠然と不安だ」という相談を頂いたのですが、なにか社員に“はたらく意義”を実感してもらうために良い方法はありませんか?
回答
“はたらく意義”というのは、ただ漠然と普段通り働いていてもなかなか感じることが出来ません。なので、一度自分を見つめ直すためのワークを行う時間を取りましょう。まず、「誰に貢献したいのか」、「どのような価値を提供することが出来るのか」、「それは誰と共に行うのか」ということを明確にすることがはたらく意義を感じる上で重要になります。そこで、「パーソナル・ビジネスモデル・キャンバス」というシートを作成しましょう。これは、ビジネスモデル構築の考え方を、働く個人に当てはめて考えるワークです。ビジネスモデルでおなじみの9つの質問(要素)に、個人の価値観を当てはめて考えることで、シートを作成します。9つの質問は、下記になります。
●誰の役に立ちたい?誰のためになりたい?(顧客)
●どう役に立ちたい?どうためになりたい?(与える価値)
●鍵となる協力者たちは、誰?(キーパートナー)
●あなたならではの、大事な仕事や取り組みは?(キーアクティビティ)
●あなたはどんな人?どんなリソースがある?(キーリソース)
●どう顧客と関わり、接する?(顧客との関係)
●どう知らせる?どう届ける?(チャネル)
●何を費やす?(コスト)
●何を手に入れる?(報酬)
まずは、これらの質問の答えを考えてみてください。
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