質問
「昇給」の考え方について教えてください!
回答
昇給とは、基本的には人事考課の結果により賃金が引き上げられることをいいますが、後で述べる昇格と違って今現在の資格等級や主任や課長といった職位が変わるものではありません。
昇給は賃金テーブルによって、等級別に下限、上限が設定されている場合がほとんどで、その等級内での賃金レンジの中で引き上げを行っていきます。昇給には年齢や勤続年数などにより毎年昇給する自動昇給と成績評価などによるものを査定昇給の2種類があります。
「昇給」と書いていますが、もちろん会社の賃金制度の決め方によっては「降給」させることも可能です。
今の日本においては、年功的な要素はかなり薄れてきていますが、それでも「最低限、この年齢になればこれくらいの給与でなければ生活できないだろう」という生活給的な意味合いで、年齢給を決めている会社や明確に年齢給とは言わなくても、勤続による能力アップを見込んで定期昇給をしている会社がまだ多数派であることに変わりはないでしょう。
昇給については、「能力評価」を軸にして、年齢・勤続的要素や「成果」「執務態度」を多少組み込んで決めるといったやり方がもっとも多く取り入れられており、納得感も得られるやり方だと言えます。
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